プロダクトにAIを。 確率的なふるまいと向き合う。

PM Kansai Meetup #1 | 2026-01-22

@sugit

PM Kansai Meetup #1 - 2026-01-22


sugit(すぎっと)

  • X(Twitter): @sugitlab
  • TechBowl 取締役COO/CPO
  • PM/Eng/研究/技術営業/マーケ/経営 (雑食)
  • 滋賀在住のフルリモPM
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お友だち紹介

プルとリクです。よろしくね。

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会場のみなさんに質問です

  • AIを使ってますか?
  • AI機能を開発してますか?
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普通の機能とAI機能って、考えることがちょっと違うんですよね。

というのが、今日のメインテーマです。

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いつもの機能(決定論)

  • 入力A → 出力B(いつも同じ)
  • 仕様をifで書ける
  • 再現できるので、切り分けとテストが楽

AI機能(確率的)

  • 入力A → 出力が揺れる(同じにならないことがある)
  • 仕様が「条件」じゃなくて「許容ライン」になる
  • 再現しづらいので、「説明できるか」が設計課題になる
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確率的って、どこがそんなに厄介なの?

AIが入ると、要件・QA・運用がまとめて変わるよ

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たとえば、

チャットボット

  • 「こんにちは」→ 返答が毎回少し違う(確率的
  • ボタンで画面遷移 → いつも同じ(決定論

レコメンド機能

  • 「おすすめを選ぶ」:確率的
  • 「詳細へ遷移する」:決定論

つまり、システムの中に確率的なパーツが混ざってくる

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レコメンド機能のイメージ

フロー図

確率的なパーツ がシステムのどこに、どう入るかを認識する

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確率的だと、なにが困る? を具体的に

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困りごと① 要件定義が変わる

  • YES/NOで書けない(正解が1つに決まらない)
  • 「どのくらい良ければOK?」を言葉にしないとチームが動けない

PMとしてやること:

  • 許容ライン / NG例 / 評価指標(スコア)をPRDに入れる
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困りごと② 認識が揃わない

  • PM「体験としてこのくらいならOK」
  • Eng「技術的にはこのレベル」
  • QA「不具合?仕様?判断できない」

PMとしてやること:

  • OK/NGの“採点基準”を合意する(評価関数・チェックリスト)
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困りごと③ トラブル時に説明できない

  • 「この結果、あってる?」に即答できない
  • 「前は違った」への切り分けが難しい

PMとしてやること:

  • 説明責任のためのログと「あとから追える仕組み」を設計する
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ここまでの結論

AI機能を入れた瞬間、システムの一部が確率的になる。

だからPMは、仕様をYES/NOで書くだけでは足りない。

評価・ガードレール・説明責任を設計する。

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じゃあPMは、どう戦えばいいの?

戦い方はあるよ。5つに分けると整理しやすい

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私なりの戦い方(5つ)

  1. 確率的なパーツの前後を決定論で挟む(ガードレール)
  2. Human in the loop(人の目を入れる)
  3. 評価関数(YES/NOではなく点数)
  4. 丁寧なログ設計(説明責任)
  5. 評価(テスト)のOps(定期検査)
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① ガードレール:前後を決定論で挟む

  • 入力の構造化(フォーム/選択肢/制約)
  • 禁止ワード・ポリシーフィルタ
  • 出力フォーマット固定(JSON/テンプレ)
  • フォールバック(ダメなら"わからない" or 既存導線へ)

狙い:揺れても体験のボトムを守る

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② Human in the loop:最終防衛ライン

  • 全自動が常に正義ではない
  • リスク・コストが高い領域ほど、人の確認を設計で入れる
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③ 評価関数:OK/NGを“点数”にする

  • 100点を目指さず、許容ラインを決める
  • チームで同じ物差しを持つ

10点満点のラフな評価シートを作っておくイメージ

  • 例.
    • 検証セット20件で平均8.5点以上
    • 重大NG(安全性0点)が1件でも出たらリリース停止
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④ ログ設計:説明責任のための最低限

  • いつ・誰が・何を入れて・何が返って・なぜそうなったか

(例)

  • 入力(匿名化)
  • プロンプトのバージョン管理
  • モデルなど主要パラメータ
  • 参照データ(RAGの検索クエリ/上位ドキュメントIDなど)

前提、規約の設計も丁寧に。

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⑤ 評価Ops:定期検査を運用に組み込む

  • テスト用のデータをもっておく
  • モデル更新・プロンプト更新・データ更新のたびに(自動)評価する体制
  • 定期的に品質を観測し、変化に早く気づく

完璧を求めず、継続評価で品質を保つ

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まとめ

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「AI時代のプロダクトマネージャーの仕事」

AI時代のプロダクトマネージャーは
確率的なふるまい に立ち向かわなければいけない

  • AI機能は“確率的なパーツ”をプロダクトに持ち込む
  • PMは「評価・ガードレール・説明責任」を設計する
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ありがとうございました

pururiku-takoyaki

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